★防災問題★



★今、地球は大きな地殻変動期に入っている★

先般のスマトラ地震とそれに伴う津波の被害は、甚大で、記憶にも新しい災害です。一説によれば、かつて大陸が一つにまとまったり、離れたりという地殻変動を2回ほど繰り返していますが、現在「地球」は再び大陸が一つにまとまる方向に動きだしている。との学者の話もあります。実際に一つになってしまうまで数千万年かかりますが、その間には世界中でその地殻変動に伴う地震が起こり得るということです。世界規模での防災体制の整備が急がれます。

★我々は地震があって当たり前の所に住んでいる★

まず、左の図(下手な絵だ^^;)を見てください。我々の住む「日本列島」は4つのプレート(岩盤の板)互いにぶつかり合っているという、世界的に見ても「稀有」な地域に住んでいます。例えれば、4人の横綱がぶつかり稽古をしてる真ん中で生活してるようなもので、「地震があってあたりまえ」「地震に遭わないのはラッキーでしかない」という地域です(地震で被災した方には、申し訳ないですがm(_ _)m)このような国に住んでいる以上(でも、おいらはこの国の自然が好きですが)恒に官・公・民一体となった防災体制を作りあげる必要があります。







★日本での地震は大きく分けて3つある★

まず、代表的なのが、太平洋プレートやフィリッピン海プレートが北米プレート(北海道〜長野辺りまで)やユーラシアプレートに潜りこみ、陸地側のプレートがその圧力に耐えかねて、戻ろうとする時に起こります。巨大なエネルギー(M7〜10)と広範囲に渡って揺れが伝わること、津波(震源が深海底であるため)が起こる可能性が高いことなどが特徴です。東海地震・東南海・南海地震などがあります。これらの地震は100年に一回というレベルで起こっていますが、地震予知連絡会によれば「2030年までには必ず起こる」そうです。





2番目のパターンが、「阪神・淡路大震災」や「新潟中越地震」などここ10年間に何度か起きている「断層型直下地震」です。これは、1番目のパターンの地震が起きなかった場合、「日本列島の真下」で海側のプレートが押す力と大陸側のプレートが押し返す力(反作用)がぶつかり合い、その「ストレス」で断層が生じ、ずれることで力(ストレス)を逃がそうとするもので(板ばさみやがな(^^;)地震のエネルギーとしてはM4〜6くらいのものが多く、地震の被災範囲も狭いのが特徴ですが、人々が暮らす真下が震源となるため、震源地の近くでは「甚大」な被害となるのは、皆さんの記憶に新しいところです。
そして3番目が、火山の活動・噴火によるものです。日本が何故火山が多いかというのも、やはり「4つのプレートがぶつかり合っている所」だからです。地震・溶岩の被害としては地域が限定されてますが(もちろん近くの人たちは大変です)火山灰が高層大気まで噴き上がると、地球規模の気候変動をもたらします。江戸時代、天明年間に浅間山が噴火したときは、日本に「天明の大飢饉」をもたらしただけでなく、火山灰がジェット気流に乗って広がり、世界中に「冷害」をもたらし、群馬県に「かかあ天下」をもたらしました。←(灰で田畑が駄目になり、桑しか作れなくなった→機織で奥さんたちが稼ぐようになった。→とうちゃん達は奥さんからお小遣いを貰うようになった→暇なとうちゃん達がばくちにのめりこんだ→国定忠治なんかの博徒が出るようになった)余談でした(^^;

★しかも「台風銀座」だったりする(T T)★

「地震国」であるだけでも大変なのに、われわれの暮らす「日本」という国。地理・気象的に何時も北の冷たい空気と南の暖かい空気がぶつかり合い、さらにヒマラヤ山脈にぶつかったインド洋の風が吹き付けてくるという「モンスーン地帯」で、台風は来るは、季節の変わり目に長雨はあるわで、昔から、日本人は洪水や高潮とも向き合っていかねばならなかったのです。
災害の記憶を眠らせずに、次世代に語り伝えましょう!そして、どんな小さな「対処法」でも有効であったものは記録に留めましょう!家族で年1回は災害があったらどうするか話し合って見ましょう!

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  もっとドクターへりを   
なお、深層崩壊地図&直下型地震を起こす断層地図などは独)産業総合研究所で「地質図NAVI」https://gbank.gsj.jp/geonavi/、独)防災技術研究所で「J-SHISシステム」http://www.j-shis.bosai.go.jp/usage を立ち上げたのでそちらをご覧下さい。
    箱物公共事業や保養所建設より災害対策用公共事業を