★緊急問題・地球温暖化1★



★各地で頻発する異常気象★


さて、今年もというか、既に恒例行事化している「異常気象」ですが、一応、気象用語としては「異常気象」=その単年で平年とは異なる異常な気象。「温暖化」=長期的な地球表面(地表・海水・大気)の温度上昇。という定義づけで、まったく、100%温暖化のせいで「異常気象」が起こっていると断言はできないのですが、ここ数十年来頻発している異常気象は「地球温暖化」に由来する現象である可能性が高いとも言われています。(写真はRecord China&毎日新聞・yahooニュース掲載のもの)まだ、記憶に新しいことではありますが、2006〜2007年の日本の冬は記録的な暖冬で、気象庁によると「2006年12月〜2007年1月の日本の平均気温は平年より1℃高かったが、降水量は多かったものの、気温が高かった分降雪量は少なく、東日本の日本海側で平年の11%、西日本の日本海側で平年の29%しかなかった」し、WMO(世界気象機関)によると「2006年〜7年の冬は1861年気象観測開始以来6番目の暖冬」で、ロシアでは「130年ぶりの暖冬」スイスでは「アルプスの雪不足&大雨でオープンできないスキー場多く」米国では「12月から雪が降らずに1月6日に22.2℃を観測・サクラが咲き出してしまったと思うと、1月17日には-7℃まで気温が下がるなど不安定だった」、中国でもやはり「雪不足でスキー場がオープンできなかった」(以上2007年1月19日・毎日)という「異常気象」の冬でしたが、この原因であったペルー沖の「エルニーニョ(海水温が高い状態)」が突然2月末頃に消失!3月になってからは、ペルー沖の海水温は「ラニーニャ(平年より水温が低い状態)」になって、日本でも突然の「寒の戻り」になりました。通常、エルニーニョにせよ、ラニーニャにせよ、今までは数ヶ月〜1年という単位で続いていることが多かったのですが、一冬の間にエルニーニョからラニーニャに一転するということは、おいらの40数年の人生のなかではあまり例が無いことだと思いました。(・・;ということで2007年4月中旬から「地球温暖化」についてのファイルをアップしようと思い立ったのですが、「温暖化」という現象を調べていけばいくほど泥沼にはまるように資料が増え、ほとんど収集がつかない状態になってかなりファイルの製作が遅くなってしまいました。(・・)

★現在進行しつつある温暖化現象★


(写真はRecord China&毎日・yahooニュース掲載のもの)2007年5月現在、おいらが調べた範囲で「温暖化による現象」と思われる現象を列挙してみると、
・エベレストを含むヒマラヤ山脈で氷河消失の危機・中国の18%が砂漠化・2006年〜7年冬、地表と海面の温度が20世紀の平均値を0.72℃上回った(米海洋大気局)・中国各地で暖冬・小雪が続いているため、黄砂が増えている(北京市環境保護局)・和歌山で沖縄以南に生息している南方系ヒトデが増殖・北極の氷が減少し、エサを取るのに氷の上を移動しているホッキョクグマ(白熊)がエサが取れず、絶滅に瀕している(米・内務省)・年平均気温2℃上昇で上海水没(英・ガーディアン紙)・この50年間にオホーツク海〜北太平洋にかけての「中層水(水深200m〜1200m)」の水温が0.7℃上昇しており、それに反比例して酸素量は0.7ml/L減少、海洋生物への栄養供給が減少している(北海道大学)・米、アラスカ州南東部で産業革命以後3000立法km(東京ドーム250万個分)の氷が温暖化により消失、そのため氷の重みで押さえつけられていた地殻が年間約3cmづつ隆起しており、地球の直径に微妙な変化がおきて自転速度が変わる可能性がある(東大、東北大、アラスカ大共同研究チーム)など、多数の事例があるようです。(・・;
では、これから地球温暖化問題について考えてみたいと思います図や写真、絵などを多く使うためファイルが重くなるので、数ページにまたがりますが、時間のある方は最後まで見てくださいm(_ _)m